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記憶を記録に

当たり前のことを、あーだこーだと理由を付けて大事だなあと納得するのが好きな人のブログです。

読書メモ デジタル・ジャーナリズムは稼げるか―メディアの未来戦略 第1部第1章〜3章

どくしょ

 

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

デジタル・ジャーナリズムは稼げるか

 

 

概要

起業家ジャーナリズムのパイオニアである、ジェフジャービスの著書。今後、ジャーナリズムを保ち情報発信をしていくためには、ビジネスでお金を稼いでいく必要がある。ジェフは、ジャーナリズムは今後「人間関係ビジネス」サービス業になっていくと主張する。

ニュースを伝える会社は、ユーザーがどんな情報をほしがってるのかを、知るための確固たる手段を持っているべきである。グーグルやFacebookは、サービスを提供することで、ユーザーの情報を集めた。そうすることで、ユーザーのニーズを満たしている。適切な情報を届けることが出来る、知りたいという欲求を満たすことができる。そういった点で、ジェフはテクノロジーに敬意を示している。

今後、ジャーナリズムの存在意義を認められていくには、ジャーナリストたちは単なるストーリーテラーであるだけでなく、付加価値を読者に提供して行かなければならない。その付加価値のひとつこそが、人間関係構築である。ジャーナリストはそのためのスキルを磨かなければならない。

 

感想

今は猫の動画でさえもニュースになってるのは、誰もが発信者になれる時代で、情報の流通量が増えたから。昔、新聞や雑誌が主なニュースの提供者だった頃は、紙面には限りがあったから、何をニュースにして何をニュースにしないのかその基準が、今よりもずっと社会的なニーズや、ジャーナリズムのセオリーに基づいていたのではないか。

どんな基準で、何をニュースとするのかしないのか、その基準は過去と今で違いはあるのか。今の時代に必要とされている、基準は何なのか、その根拠となる価値観はどんなものがあるのか。そして、単なる情報とニュースはどう違うのか、境目はどこになるのかを考えたい。

就職先も、数多くのウェブサービスを提供している。そこで得たデータを利用して、ユーザーの関心にそったニュースを伝えることが出来るのではないか。知りたいことを伝えるだけでなく、ユーザーの視野を広げる新たな記事の提供だったり、知り得た情報を次のアクションに繋げる(震災の記事を読んで、募金のサイトに誘導など)といった、付加価値の提供の仕方が出来そうだと思った。

プラットフォームなのか、メディアなのかの議論が盛んになされている。ハイブリットなあり方は認めない、というような空気がある気がするのだが、両方の責任を果たすことは難しいからだろうか。なぜなのか考えたい。私はきちんと線引きをし、プラットフォームとしての責任、メディアとしての責任、両方を明確に提示し、それらを果たすことでハイブリッドなあり方が成立するのかどうかを考えたい。